2012年10月7日日曜日

読書のためのマインドマップ

今日は読書におけるマインドマップについて書いてみます。

これは、私がフォトリーディング講座で皆さんにマインドマップ活用をやってもらいながら気づいた体験上のことなので、トニー・ブザンのスピードリーディングとは関係ないですよ。
フォトリーディングを習ったけど、どうもマインドマップ活用がうまくいかないな、という人は参考になるでしょう。また、マインドマップを使って、どうやって読書したら良いのだろうか、と考えている人にも、おそらく役に立つと思います。
ある程度、読者の皆さんがマインドマップの基礎知識があることを前提として、書き進めてみようと思います。


まず、マインドマップの活用は大きく分けて、NOTE TAKE と NOTE MAKEの二通りがあります。

<NOTE TAKE>
ノートを取るということ。

人の話を聞いてメモをしたり、文章を読んでノートにまとめたりすることを指しています。
文章を読んでノートをまとめる際には、BOI と呼ばれる文章の柱を見出してからまとめることで、ある程度、構造的なマインドマップを作ることができるでしょう。BOIはカラフルなマインドマップを作成する時に、メインブランチと呼ばれる第1階層目のブランチの上に書くことになります。
一方、人の話を聞いてメモする際には、全体構造が見えない中でメモしていることが多いはずです。この場合には、ミニマインドマップという構造のないマインドマップを活用するのも良いでしょうし、自分なりに勝手に構造を作りながらカラフルなマインドマップを作るのでも良いでしょう。

<NOTE MAKE>
ノートを作るということ。

自分の頭の中にあるものをノートにまとめることを指しています。
おそらく、最初から構造のあるマインドマップを作るのは難しい場合が多いでしょう。なぜなら、人間の頭の中は、そもそもグチャグチャなわけで、色々なことが浮かんでは消えするし、一つのことを考えながらも同時並行的に別のことを考えたりしていて、整理されたものとはとてもじゃないけど呼べないわけです。特に、深く物事を考えているときほど、そうなるでしょう。
ですから、おそらくは構造のないミニマインドマップを描くことになるはずです。
構造のないミニマインドマップを自由に、それこそ頭に浮かぶことを頭に浮かんだように描いているうちに、だんだん頭の中が整理されてくるでしょう。というのは、マインドマップというのは、頭の中で起きていることを見える化するようなものだからです。特に、ある程度描いた時点で、俯瞰して全体の関係を見渡すといい。気づいていなかった繋がりが見出せて、それが思考の大きな転換に繋がることがあるはずです。
この辺りまできたら、自分の考えを構造的に再構築してみようと思うでしょう。この段階で、カラフルな構造のあるマインドマップを作り直せばよい。

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さて、二つのマインドマップの活用法についてはご理解いただけましたでしょうか。
それでは、ここからが読書におけるマインドマップなのですが、私の考えでは、大人が自分の目的のために読書をする際には、マインドマップは<NOTE MAKE> と<NOTE TAKE>の中間が良いと思います。

本の内容をマインドマップにきっちりまとめようとすると時間がかかります。マニュアルの内容をきっちりまるごと理解しようなどの場合には、まとめ型の<NOTE TAKE>で良いのですが、多くの場合、大人の読書というのは、「きっちりまるごと理解しよう」というような性質の作業ではないのではないでしょうか。

本を読みながら、「なるほど、そうか!」と膝を打つようなことがあり、その結果として、自分の考え、理解がまとまっていく。大人の読書というのは、こんな感じではないかと思うのです。

その読書プロセスにおいては、頭の中で、「著者はなんでこういったことを述べているんだろう?」とか、「今の私のこの問題は、こういう方法で解決すべきと思うが、〇〇の部分だけはどうして良いか分からない。どこかに書かれていないだろうか。」のような思考が起きている。この時には、「本をまとめる」という作業はあまり意味がない。

それよりも、自分の頭の中の疑問に対して、ヒントとなりそうなひっかかる部分を少しだけメモしながら読み進める。これは人の話を聞きながらメモを取るようなタイプの<NOTE TAKE>です。そして、ある程度読んだら、「要するにこういうことが書いてあったよね」と頭の中を吐き出すような<NOTE MAKE>的なかき方でマインドマップにメモを追加する。いずれもミニマインドマップが良いです。
こんな風にしてある程度読み進め、マインドマップのメモができてきたら、メモを俯瞰して眺めたら良いでしょう。すると、意外なところが繋がっていることに気づいて、頭の中で理解が深まってくるわけです。

たいていの読書はこれで終了で良いでしょう。

ただ、読書もアウトプットがあってこそ本当に生きる。
なので、何冊か同じテーマの本などを読んだら、どこかの時点で、読書を経て出来上がった自分の考えをマインドマップに描いてみると良いでしょう。
この時は本当に<NOTE MAKE>のマインドマップです。そのマインドマップを作成する際には、読書の時に作成したメモ的なマインドマップが生きるはず。かつて描いたミニマインドマップにさらなる書き込みをするかもしれません。そうしながら、だんだん頭の中が整理され、自分の考えがまとまってくる。途中で別途、ミニマインドマップを描いてもよい。自分の考えがはっきりし、思考の柱が見出せたら、カラフルなマインドマップを作ってみましょう。

さて、今日はここまでです。
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